季節性アレルギー性鼻炎は、特定の季節に症状が起こるものです。なかでも代表的なのは花粉が原因となるもので「花粉症」と呼ばれます。特にスギ花粉がよく知られていますが、季節や地域によってさまざまなものがあります。
関東地方では、ほぼ1年を通して花粉症に関連するさまざまな種類の花粉が飛散していて、スギは2~4月ごろ、ヒノキは3~5月ごろ、カモガヤは5~7月ごろ、ブタクサとヨモギは8~10月ごろになります。
花粉が体内に入り込むと、体は花粉を異物と認識して免疫機能が働きはじめてIgE抗体が作られます。このIgE抗体は、免疫に関係する「マスト細胞」と呼ばれる血球系の細胞に結合します。マスト細胞は花粉を排除しようとヒスタミンなどの化学伝達物質を放出します。この化学伝達物質が体の神経や血管を刺激します。
くしゃみ中枢が刺激されると「くしゃみ」が、分泌腺が刺激されると「鼻水」が、血管が刺激されると「鼻づまり」などの症状がでます。
花粉症は自然に治ることはまれで、症状が悪化してしまうと治療を行ってもなかなか症状がおさまらない特徴があります。少なくとも症状が少しでもでた時点で、放置せずなるべく早めに治療を始めることが大切です。
さて、今年の花粉の飛散量は前年よりも増えると予測されています。症状をコントロールするうえでも、花粉が飛散する1か月前~1週間前には内服開始が推奨されます。
花粉症とすでに診断がついており、対症療法として抗ヒスタミン薬等の継続処方を希望される場合は、当院のオンライン診療(再診から対応)も便利です。
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