認知症は何らかの原因で脳が障害され、記憶力や判断力などの認知機能が低下することで引き起こされます。
1人暮らしが困難な程度にまで、日常生活に支障がでる状態が認知症ですが、代表的なアルツハイマー型認知症のほか、脳の血流障害が原因となる血管性認知症、その他にもレビー小体型認知症、前頭側頭型認知症などのいくつかの分類があります。
認知症の症状は大きく2つに分かれます。
1つめは中核症状です。
もの忘れをはじめとする認知機能の低下を差します。
時間や場所がわからない(見当識の障害)、ものごとがうまくこなせない、言葉が出てこないなどの症状があります。
2つめはBPSD(行動・心理症状)です。周辺症状とも呼ばれます。
BPSDは、中核症状のために本人が混乱したり落ち込んだりした結果として起こります。
不安、戸惑い、自分を責める、悲哀、絶望など、認知機能低下以外のすべての症状を含みます。不適切な摂食・排泄、睡眠覚醒リズム障害、入浴の拒否などがあります。 BPSDには、本人を取り巻く環境や人間関係が大きく影響します。そのため、BPSDは必ず起こるとはかぎらず、個人差がかなり大きいです。
また、感情面の不安定さやそれによる行動変化は、周囲の対応しだいで改善が期待できるとされます。
一方、環境や人間関係が好ましいものでない場合、本人のストレスが高まって暴言・暴力、徘徊(はいかい)、妄想などにつながることがあり、現実問題として家族に大きな負担となることがあります。
当院では、上記の症状で認知症が疑われる場合、長谷川式認知症スクリーニング検査を行っております。
ご本人やご家族、周囲の方で気になる症状が続く場合は、銀座スピンクリニック精神科へ一度ご相談ください。
銀座スピンクリニック 精神科 心療内科
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