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精神科 くすりのはなし① デエビゴ(レンボキサント)とは

デエビゴ®(レンボレキサント)は、オレキシン受容体拮抗薬に分類される新しい睡眠薬になります。

覚醒の維持に重要な物質であるオレキシンの働きをブロックすることで、睡眠状態を促すお薬になります。

 

オレキシンは生理的に変動している物質で、日中は増加して夜間は減少しています。

デエビゴは睡眠と覚醒に関係する生理的な物質に働くことで、睡眠を促していくお薬になります。

デエビゴは、中途覚醒、早朝覚醒、熟眠障害に使われることが多い睡眠薬になります。

 

 

同じタイプのベルソムラと比較して、入眠障害に対しても効果が期待できます。

デエビゴは、自然な眠気を強くする睡眠薬になります。

デエビゴは、従来の脳の機能を低下させる睡眠薬とは異なり、私たちの睡眠・覚醒の周期に関係する生理的な物質の働きを調整し、睡眠状態に仕向けていくお薬です。

本来の眠気を強める形ですので、効果が人によっても異なります。

 

 

<メリット>

自然な眠気を強くする

中途覚醒や早朝覚醒、熟眠障害に有効

入眠障害にも効果が期待できる

依存性が極めて少ない

 

 

<デメリット>

入眠障害には効果が不十分なことがある

眠気が残ることがある

ジェネリックが発売されていない(薬価が高い)

 

 

デエビゴの主な副作用

傾眠(10.7%)

頭痛(4.1 %)

疲労(2.9%)

異常な夢(1.8%)

浮動性めまい(1.6%)

睡眠時麻痺(1.6%)

体重増加(1.6%)

悪夢(1.4%)

 

 

睡眠障害には、4つのパターンが考えられています。

①寝つくのに時間がかかる(入眠困難)

②夜中、何回も目が覚める(中途覚醒)

③朝早く目が覚める(早朝覚醒)

④ぐっすり眠った感じがしない(熟眠困難)

 

 

 上記の症状でお悩みの方は、銀座スピンクリニック 精神科 不眠症外来へ一度ご相談ください。

 当院では一人一人の睡眠環境をお聞きし、睡眠衛生指導を行ったうえで、

 デエビゴをはじめとした依存性の少ないお薬から処方しております。 

 

銀座スピンクリニック 

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