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精神科 くすりのはなし⑥ サインバルタ(デュロキセチン)とは

  サインバルタ(一般名:デュロキセチン)は、SNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬)に分類される抗うつ薬になります。

 セロトニンノルアドレナリンの働きを高める作用があるお薬で、不安や気分の落ち込みと意欲や気力低下といった精神症状の改善に効果が期待できます。

さらに慢性的な痛みにも有効であることがわかっており、整形外科や内科でも幅広く使われているお薬です。

 

 

<サインバルタの主な適応>

うつ病・うつ状態、糖尿病性神経障害に伴う疼痛、線維筋痛症に伴う疼痛

慢性腰痛に伴う疼痛、変形性関節症に伴う疼痛

 

<メリット>

 意欲や気力を高める

 痛みに有効性あり

 内服により比較的よくなる傾向が多い

 以前の抗うつ薬に比べて副作用が少ない

 1日1回の服用で効果が期待できる

 リフレックス/レメロン(ミルタザピン)との相性が良い

 

<デメリット>

 賦活症候群による躁転リスクに注意

 離脱症状がやや多い

 高齢者の排尿困難(尿閉)や血圧上場(高血圧)に注意

 

 

うつ病が疑われる症状(食欲の異常(食欲不振、食欲低下)、睡眠の異常(眠れない)、そわそわする または 身体が重い、疲れやすい、自分を責める、思考力、集中力の低下、死にたい、消えてなくなりたいと思う)でお悩みの方は、銀座スピンクリニック 精神科 心療内科へ一度ご相談ください。

 当院では一人一人の状況をお聞きし、依存性の少ないお薬から処方しております。 

 

 

 

 

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