レキサルティ(ブレクスピプラゾール)は第二世代抗精神病薬(非定型抗精神病薬)です。セロトニン(1A受容体)とドパミン(D2受容体)の働きを適切に調整する作用があるためセロトニ ン・ドパミン・アクティビティ・モジュレーター(SDAM:Serotonin-Dopamine Activity Modulator)と呼ばれます。
レキサルティには部分作動薬(パーシャルアゴニスト)としての作用があります。2022年時点では統合失調症にのみ保険適応があります。
レキサルティは、エビリファイ(アリピプラゾール)を改良して作られており、セロトニンには強く働き、ドパミンには控えめに働くという特徴があります。
<レキサルティのメリット>
・陰性症状や認知機能の改善
・副作用が比較的少ない
・気分安定作用
・1日1回の服用でよい
・エビリファイよりもアカンジアの副作用が少ない
<レキサルティのデメリット>
・鎮静作用が比較的マイルド
・ややアカシジアの副作用が多い
・薬価がやや高め(先発品のみでジェネリックなし)
<主な副作用>
アカシジア(5.7%)
頭痛(4.5%)
不眠(4.5%)
体重増加(3.1%)
振戦(2.8%)
傾眠(2.0%)
<統合失調症の主な症状>
【陽性症状】
~幻覚~
・聞こえないはずの声が聞こえる(幻聴)
・見えないはずのものが見える(幻視)
・におわないはずのものがにおう(幻臭)
~妄想~
・誤ったことを信じこむ
【陰性症状】
~感情の平坦化~
・表情変化に乏しい
・視線を合わせられない
・ことばの抑揚の低下
・身振り、手振りなどのジェスチャーが減る
~意欲の低下~
・服装、化粧、身だしなみなどへの関心の低下
・社会参加、仕事、勉強などへの意欲の低下
統合失調症が疑われる症状でお悩みの方は、銀座スピンクリニック 精神科 心療内科へ一度ご相談ください。
当院では一人一人の状況をお聞きし、依存性の少ないお薬から処方しております。
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