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精神科 くすりのはなし⑯ メイラックス(ロフラゼブ酸エチル)

 メイラックス(一般名ロフラゼブ酸エチル)とは長時間作用型のベンゾジアゼピン系抗不安薬のお薬です。心身症や神経症の不安、緊張、抑うつ状態、睡眠障害に保険適用があります。

 

 特徴としては、1日1回の内服で抗不安作用がやや強く発揮され、依存性が比較的少ない点でかなり優れたお薬となります。用量は経過をみながら0.5mg~2mgの範囲で調整します。

 

 他の抗不安薬との比較ですが、抗不安効果は「やや強」、催眠効果は「やや弱」、筋弛緩効果は「弱」、抗けいれん効果は「中」程度となります。

 したがって、不安感が1日中持続しており、不眠や睡眠障害があり、他の抗不安薬で離脱症状が出てつらい状態のときに処方しやすいお薬です。

 

 

 

<メイラックスのメリット>

・抗不安作用がしっかり期待できる

・効果が12~24時間持続する

・1日1回の内服でよい

・ベンゾジアゼピン系の薬であるが依存性が少ない

・比較的副作用が少ない

 

 

<メイラックスのデメリット>

・眠気の日中への持ちこし

・ふらつき、めまいなどの副作用

 

 

<主な副作用>

眠気

ふらつき

めまい

口喝

肝障害

発疹

倦怠感など

 

 

 夜眠れない、気分の落ち込みや意欲がわかない、不安が強いなど、心の健康でお悩みの方は、一度、銀座スピンクリニック 精神科 睡眠外来、働く人のこころの外来の受診を推奨致します。

 当院では一人一人の心の声をお聞きし、長期的に依存性の少ないお薬から心の処方箋をお出しすることを心がけて日々診療にあたっております。 

 

銀座スピンクリニック 

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