半夏厚朴湯（はんげこうぼくとう）（ツムラ１６）は、「喉のつかえ感」の訴えがあり、耳鼻咽喉科では異常がなく、メンタルによる可能性が疑われる方によく処方される漢方薬です。
＜保険適用＞
・不安神経症
・神経性胃炎
・つわり
・咳
・しわがれ声
・神経性食道狭窄症
・不眠症など
＜組成＞
ハンゲ6.0
ブクリョウ5.0
コウボク3.0
ソヨク2.0
ショウキョウ1.0
＜副作用＞
・低カリウム血症
・高血圧症
・発疹
・発赤など
医療機関で医師が処方する漢方薬は、患者様の現在の症状を詳しく問診した上での適切な漢方薬の選定と、全量処方となります。したがって市販の同名の漢方薬とは作用効果が厳密には異なります。また他の不随する症状によっては他の漢方薬が適切である場合もあります。
自己判断での漫然とした内服は効果が乏しいばかりでなく、思わぬ副作用に見舞われる場合もあり危険です。
漢方薬は副作用がないと誤解されている患者様もいらっしゃいますが、漢方薬にも必ず副作用やリスクが存在します。
症状でお悩みの場合は一度、漢方外来がある精神科や心療内科の受診をし、医師の管理下で正しい漢方薬の知識の習得と適切は内服を推奨致します。
当院では一人一人の心の声をお聞きし、長期的に依存性の少ないお薬から心の処方箋をお出しすることを心がけて日々診療にあたっております。
銀座スピンクリニック
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