夜になると出現する下肢を中心とした異常感覚により不眠、過眠を引き起こす病気をレストレスレッグス症候群(むずむず脚症候群)と言います。
夕方~深夜にかけて、下肢を中心として、「虫が這っている感じがする」「ムズムズする」「痛痒い」「じっとしていると不快」といった異常感覚が出現してくる病気です。
足を動かすとこの異常感覚はすぐに消えるのですが、じっとしていると再び出現してきます。その為、布団の中でじっとしていることができず、眠くても眠りにつくことができません。何とか寝付けたとしても、睡眠が浅く、十分に眠れません。また、足が周期的にピクッピクッと勝手に動き続けていることが多く(周期性四肢運動障害)、これも睡眠を浅くします。この為、不眠だけでなく、日中の眠気や過眠も出現します。
レストレスレッグス症候群は中年以降の男性より比較的女性に多い病気です。鉄欠乏性貧血や、腎不全による人工透析を受けている人に多いことが知られています。
生活習慣の改善とパーキンソン病で処方されるお薬の内服が有効とされています。(なお、睡眠薬の単剤投与では無効とされています。)
当院でも上記のような症状の患者様を受け入れております。以下のセルフチェックで気になる症状がございましたらご相談ください。
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レストレスレッグス症候群(むずむず脚症候群)のセルフチェック
1. 脚がむずむずする感じや痛いといった違和感がある
2. 違和感・不快感は脚の表面ではなく、奥にある
3. 症状は1日のうちで夜間に最も強くなる
4. 寝床のなかで症状が起こる
5. 症状が強く、眠れないことがある
6. 座ってじっとしているときに症状が強くなる
7. 湧き上がってくる不快感に耐えられず、脚を動かさずにいられなくなることがある
8. 脚を動かすと、症状がやわらぐ
9. 何かに集中しているときには症状が軽くなる
10. たたいたり、さすったりすると楽になる
11. 夜中にしばしば目が覚める
12. じっとして寝ていられず寝返りをうつことが多い
13. 日中に強い眠気を感じる
14. 腎疾患や鉄欠乏性貧血など、むずむず脚症候群の原因になりうる他の病気の治療を受けている
15. 今、抗うつ薬を服用している
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夜眠れない、気分の落ち込みや意欲がわかない、不安が強いなど、心の健康でお悩みの方は、一度、銀座スピンクリニック 精神科 睡眠外来、働く人のこころの外来の受診を推奨致します。
当院では一人一人の心の声をお聞きし、長期的に依存性の少ないお薬から心の処方箋をお出しすることを心がけて日々診療にあたっております。
銀座スピンクリニック
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