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精神科 心療内科 漢方外来 漢方薬のはなし④ 加味逍遙散(かみしょうようさん)

 加味逍遙散(かみしょうようさん)(ツムラ24)は、体質虚弱な婦人で肩がこり、疲れやすく、精神不安などの精神神経症状、ときに便秘の傾向のある方に処方される漢方薬です。

 

 名前のごとく症状が「逍遥」する(次々に移り変わる)ものに使用し、不定愁訴に対する代表処方です。更年期障害では、ホットフラッシュなどの血管運動神経症状、イライラや情緒不安定などの精神神経症状を訴える方に適します。

 月経前の精神神経症状にも処方されます。

 

 

険適用

冷え性

虚弱体質

月経不順

月経困難

更年期障害

血の道症 など

 

 

組成

サイコ3.0

サンシシ2.0

シャクヤク3.0

ボタンピ2.0

トウキ3.0

カンゾウ1.5

ブクリョウ3.0

ショウキョウ1.0

ソウジュツ3.0

ハッカ1.0

 

 

副作用

発疹

食欲不振

胃不快感

悪心

腹痛

下痢

発赤

瘙痒

嘔吐 など

 

重大な副作用

偽アルドステロン症

ミオパチー

肝障害

黄疸

腸間膜静脈硬化症

 

 

 医療機関で医師が処方する漢方薬は、患者様の現在の症状を詳しく問診した上での適切な漢方薬の選定と、全量処方となります。その為、市販の同名の漢方薬とは作用効果が厳密には異なります。また他の不随する症状によっては他の漢方薬が適切である場合もあるため、自己判断での漫然とした内服は効果が乏しいばかりでなく、思わぬ副作用に見舞われる場合もあり危険です。

 

 漢方薬は副作用がないから安心であると誤解されている患者様も一定数いらっしゃいますが、漢方薬にも必ずリスクが起こる可能性があります。

 気になる症状でお悩みの場合は一度、漢方外来がある精神科や心療内科の受診をし、医師の管理下で正しい漢方薬の知識の習得と適切は服薬を推奨致します。

 

 症状でお悩みの場合は一度、漢方外来がある精神科や心療内科の受診をし、医師の管理下で正しい漢方薬の知識の習得と適切は内服を推奨致します。

 当院では一人一人の心の声をお聞きし、長期的に依存性の少ないお薬から心の処方箋をお出しすることを心がけて日々診療にあたっております。 

 

 

銀座スピンクリニック 

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