大腸を強く刺激するタイプの下剤は依存性および下剤乱用につながる恐れがあるため、基本的には軽症であれば作用のおだやかなものから処方されます。
よく使われるのは腸に水分を集める酸化マグネシウム製剤です。大腸刺激性の下剤と違って、副作用が少なく、安全性が比較的高いとされています。
便秘型の過敏性腸症候群でよく処方されます。
保険適応
1 胃・十二指腸潰瘍、胃炎、上部消化管機能異常における制酸作用と症状改善
2 便秘症
3 尿路シュウ酸カルシウム結石の発生予防
重大な副作用
高マグネシウム血症(初期症状:嘔気、嘔吐、たちくらみ、めまい、徐脈など)
副作用
下痢 など
過敏性腸症候群は20~40歳代を中心に発症し、日本ではおよそ10%~15%程度の人がかかっているとも言われ、悩んでいる人が多い病気です。
過敏性腸症候群はストレスとの関連が深く、「こころ」と「からだ」の問題の両面がかかわる心身症の1つと考えられています。
どちらか片方だけのアプローチでは改善が難しく、ストレスや不安への心理的アプローチと消化器症状への内科的アプローチ、食事指導をはじめとした生活習慣の改善などを総合的に行い、心身の調子と生活習慣のバランスを整えていくことが大切です。
過敏性腸症候群が疑われる症状でお悩みの方は、銀座スピンクリニック 精神科 心療内科へ一度ご相談ください。
当院では一人一人の心の声をお聞きし、長期的に依存性の少ないお薬から心の処方箋をお出しすることを心がけて日々診療にあたっております。
銀座スピンクリニック
心療内科 精神科 内科 働く人のこころの外来
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