高山病については、以下の3つの分類が国際的に使われています。
・山酔い
・高地脳浮腫
・高地肺水腫
本ページでは山酔いについてご紹介します。
山酔いは、最もよくみられ、頭痛、倦怠感、食欲低下、吐き気などの二日酔いに似た症状が起こります。
一般的に高地では、酸素分圧の低下に対する代償機転として、呼吸数増加や夜間の呼吸パターンが変化し、呼吸数が増加したり、瞬間的な無呼吸が見られたりすることもあります。さらに尿の量が増加し、血液が凝縮されて、やや脱水気味になります。また、その結果として、眠りが浅くなり、夜間覚醒も見られることがありますが、これらは高地順応の過程であり、他に全身症状を伴わなければ山酔いではありません。具体的には、頭痛に加え以下のうち、1つ以上の症状があれば山酔いと診断します。
・嘔気、食欲不振
・全身倦怠、脱力
・めまい、立ちくらみ
・睡眠の障害
原則的に、山酔いのみでは命に関わることはありませんが、より重篤な高山病の症状の前兆として起こることもあるので、このような症状が出てきたら、高度を上げるのをいったん中止すべきです。
当院では高山病予防薬の処方を自費にて行っております。
登山予定のある方や高山病が不安な方は銀座スピンクリニック トラベル外来 旅行外来 登山外来へご相談ください。
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