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精神科 レストレスレッグ症候群(RLS)の治療薬③ ロチゴチン(ニュープロパッチ ®)

  現在のレストレスレッグ症候群(むずむず脚症候群)の治療の主流となる内服薬はプラミペキソールとなりますが、ドパミンアゴニストの貼付剤としてはロチゴチン(ニュープロパッチ®)があります。

医師の管理下で適切に服用していれば、副作用をそれほど怖がる必要はないお薬となります。

 

 

<ロチゴチン(ニュープロパッチ®)の特徴>

・内服不可や腎機能障害、日中にも症状がある方に有用

・肩、上腕、腹部、側腹部、臀部、大腿部のいずれかに貼付し、24時間ごとに貼りかえる

・貼付部位のかぶれ(発赤・搔痒)に注意

・突発性傾眠のリスクがあるため、自動車運転等は不可

 

<重大な副作用>

突発性傾眠

妄想

せん妄

錯乱

悪性症候群

肝障害

横紋筋融解症 など

 

<その他の副作用>

傾眠

不眠

嘔吐

便秘

めまい

起立性低血圧

発疹

ジスキネジア

掻痒

紅斑

末梢性浮腫

体重減少 など

 

 

 レストレスレッグス症候群は中年以降の男性より比較的女性に多い病気です。鉄欠乏性貧血や、腎不全による人工透析を受けている人に多いことが知られています。

 生活習慣の改善とパーキンソン病で処方されるお薬の内服が有効とされています。(なお、睡眠薬の単剤投与では無効とされています。)

 当院でも上記のような症状の患者様を受け入れております。以下のセルフチェックで気になる症状がございましたらご相談ください。

 

 

<レストレスレッグス症候群(むずむず脚症候群)のセルフチェック>

1. 脚がむずむずする感じや痛いといった違和感がある

2. 違和感・不快感は脚の表面ではなく、奥にある

3. 症状は1日のうちで夜間に最も強くなる

4. 寝床のなかで症状が起こる

5. 症状が強く、眠れないことがある

6. 座ってじっとしているときに症状が強くなる

7. 湧き上がってくる不快感に耐えられず、脚を動かさずにいられなくなることがある

8. 脚を動かすと、症状がやわらぐ

9. 何かに集中しているときには症状が軽くなる

10. たたいたり、さすったりすると楽になる

11. 夜中にしばしば目が覚める

12. じっとして寝ていられず寝返りをうつことが多い

13. 日中に強い眠気を感じる

14. 腎疾患や鉄欠乏性貧血など、むずむず脚症候群の原因になりうる他の病気の治療を受けている

15. 今、抗うつ薬を服用している

 

 

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