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皮膚科 妊娠・授乳期における抗ヒスタミン薬について

 第2世代抗ヒスタミン薬では、妊娠中にも比較的安心して使用できるものが多いとされていますが、薬の添付文書には「妊娠中においても内服した方が有益と考えられるときにのみ使用すること」と記されていることが多いです。

 

 とくにクラリチン(一般名:ロラタジン)、ジルテック(一般名:セチリジン)はこれまでに妊娠中の内服症例数も蓄積されており比較的使いやすい薬といえます。

 授乳中においては、使用される抗ヒスタミン薬はアレグラ(フェキソフェナジン)、クラリチン(ロラタジン)といったものが推奨されています。

 

 なお、外用薬(塗り薬)などの局所に使う薬は胎児や母乳への移行を気にする必要はほぼないため問題なく使用することができます。

 

 

お薬の種類 服薬時に自動車運転は可能か(副作用について) 妊娠・授乳期に服用は可能か※2

商品名

一般名

自動車運転※1

妊娠・授乳期

アレジオン

エピナスチン

×

エバステル

エバスチン

×

ジルテック

セチリジン

×

(妊娠)

タリオン

ベポタスチン

×

アレグラ

フェキソナジン

(授乳期)

アレロック

オロパタジン

×

×

クラリチン

ロラタジン

(妊娠・授乳期)

ザイザル

レボセチリジン

×

×

ビラノア

ビラスチン

×

デザレックス

デスロラタジン

×

ルパフィン

ルパタジン

×

×

※1〇:自動車運転可能

  △:自動車運転可能だが注意を要する

  ×:自動車運転不可

 

 ※2薬の添付文書には「妊娠中においても内服した方が有益と考えられるときにのみ使用すること」と記されていることが多いです。

 

 

銀座スピンクリニック 

皮膚科

 

 

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