ゾフルーザ(バロキサビル マルボキシル)は、経口で投与する新しいお薬で、剤形は錠剤、顆粒剤です。投与は単回です。
小児への投与は可能です。ただし予防投与、新生児への投与は不可とされています。
利点は、これまでの治療薬とは作用機序が異なり、ウイルスの増殖そのものを抑えるため、ウイルス力価を早期から大幅に低下させます。臨床的な有効性、罹病期間の短縮はオセルタミビルと同等です。単回経口投与で治療が完遂します。
欠点は、高率にアミノ酸変異が生じ、バロキサビルに低感受性となります。低感受性株では、罹病期間の延長とウイルス排泄の遷延化が見られます。
主な副作用は、下痢や吐き気などの消化器症状、頭痛、異常行動、出血です。
処方薬については、診察医師にご相談ください。
銀座スピンクリニック
内科
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