持続性抑うつ障害の場合は、気分の落ち込みが続いても日常生活や社会生活はなんとか行える程度であることが多いため、本人も病気だとは気がつかず、性格の問題と認識していたり、周囲の人からは単なる「甘え」だと誤解されたりすることもあります。そのために医療機関を受診するのが遅れ、適切な治療を受けられていない場合もあります。
近年では抗うつ薬に有効性が示された臨床報告も多く、精神科における一般的な治療では抗うつ薬による薬物療法が広く行われています。
とりわけ持続性抑うつ障害の場合は、長年の経過を経ているため、本人の心理状態の根底には無気力感や無価値観が根強く形成されている場合も少なくなく、薬物療法と併せて心理教育、支持的精神療法において本人の認知や考え方の修正などを並行していく治療が望ましいとされています。
銀座スピンクリニック
心療内科 精神科
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