花粉症といえば春のスギやヒノキの花粉症が有名ですが、秋にも花粉症があります。
秋はブタクサやヨモギなどキク科の花粉によるものが多く、実は日本で最初に見つかった花粉症はブタクサ花粉症です。「キク」が代表する、秋に黄色く咲く草花には注意しましょう。
見た目が稲穂のようなイネ科の花粉も原因の1つです。キク科やイネ科の草花はもともと牧草で、水気の多い空き地や河川敷に群生します。秋の花粉症はこのような場所で遊んでいる子供に多く、強いアレルギー症状が出ることがあります。
また、カナムグラやイラクサの花粉や、秋に飛ぶというスギ花粉によることもあります。
症状はくしゃみ、鼻水、鼻詰まりや眼・鼻・のどのかゆみなど、春の花粉症と同じです。キク科やイネ科の草花は背が低いため、スギやヒノキの花粉ほど遠くには飛びません。堤防や河原など、雑草が多く生えている所にはいかない、草遊びをしないなど、花粉を吸わないように気を付ければ、症状を抑えることができます。
春に花粉症があって秋も同じような症状が出る、あるいは風邪にしては症状が長引いている、かゆみが強い、というときは、秋の花粉症かもしれません。かかりつけの医師に相談しましょう。
(引用:日本医師会 健康ぷらざ「秋の花粉症」)
当院では皮膚科にて抗ヒスタミン薬の処方が可能です。
銀座スピンクリニック
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