ある特定の季節にうつ状態になりやすいという人は少なくありません。
毎年春ごろや梅雨時に決まってうつ状態が見られるケースがある一方で、もっとも多いケースは、秋から冬にかけての日照時間が短くなるにつれて、うつ状態になる冬季うつ病（ウインター・ブルー）があります。
うつ状態になると、午前中は朝床から出て行動できない、職場や学校への出勤、外出ができなくなるなどの活動性が著しく低下すると共に、睡眠時間が長くなり過眠となる傾向があります。
また行動することがおっくうだからといって何も行動しなくなると、寝込んだ状態や引きこもり状態になりやすく、臨床経過から双極性障害が疑われる場合もあります。
治療には、抗うつ薬や気分安定薬、非定型精神病薬などの薬物療法と、高照度光療法、食事療法（トリプトファンを多く含んだ食事）があります。
銀座スピンクリニック
心療内科 精神科
受付時間 平日11:00~19:30
土日祝11:00～17:00
TEL：03-6264-5125