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皮膚科 花粉症対策 医療機関での処方

 花粉が飛ぶシーズン中に医療機関で行われる花粉症の治療は大きく分けると以下の通りです。

・のみ薬

・点鼻薬

・点眼薬

・注射(IgE 抗体療法)

 

くしゃみ・鼻水に効くとされる「抗ヒスタミン薬」や効果が強いとされる「鼻噴霧ステロイド薬」は市販でも手に入りますが、年齢制限や有効成分の含有量が少ないものもあり、また、11回の投与で良い鼻噴霧ステロイド薬、あるいは鼻づまりにも効果が強いとされる抗ヒスタミン薬などは、現在は医療機関でしか手に入りません。

市販薬を使用しても効果がない場合や、花粉症の症状が毎年つらい人は医療機関をすみやかに受診することをおすすめします。

 

重症の場合に検討する抗 IgE 抗体療法とは

IgE 抗体療法は 2020 年に保険適用となった新しい治療法です。重症のスギ花粉症患者が対象になる注射で、気管支ぜんそくや原因不明の慢性じんましんなどで使われている「オマリズマブ」という薬を注射するもので、月に1~2回、3か月ほど継続して使用します。

効果はそのシーズン限りとなりますが、処方薬で効果がなかった人でも、症状を軽減させる効果が期待できます。

 

ただし、費用が高額になることが難点です。薬を投与する量は個人の状態によって異なるため、少ない人でも月に3割負担で5千円程度、高い人は7万円程度かかるため、慎重に選択する必要があります。

 

 

銀座スピンクリニック 

皮膚科

 

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