アジア、アフリカ、オセアニアおよび中南米の熱帯・亜熱帯地域で流行しています。温度は非常に重要で、20℃(68℉)未満の温度では、熱帯熱マラリア原虫(重度のマラリアを引き起こす)はハマダラカの増殖サイクルを完了できないため、伝染することはありません。
マラリア流行国の中でも、非常に高い高度の地域や寒い季節、砂漠(オアシスを除く)などではマラリアの伝播は発生していません。制御、排除プログラムの成功によってマラリア伝播が中断された国もあります。
感染率が最も高かったのは、サハラ砂漠以南のアフリカと、パプアニューギニアなどのオセアニアの一部でした。涼しい地域では感染の強度は低いですが、季節性が高くなります。そこでは、三日熱マラリア原虫は周囲温度の低下に耐性があるため、より蔓延している可能性があります。
西ヨーロッパや米国など多くの温帯地域では、経済発展と公衆衛生対策により、マラリアの撲滅に成功しています。しかし、これらの地域のほとんどにはマラリアを媒介するハマダラカが生息しているため、リスクがないとは言い切れません。
出典:米国CDC(https://www.cdc.gov/malaria/about/distribution.html)
銀座スピンクリニック
内科 旅行外来
受付時間 平日11:00~19:30
土日祝11:00~17:00
TEL:03-6264-5125