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産業医コラム 職場リーダー(管理監督者)の役割とラインケア

職場リーダーの役割

 職場リーダーの役割は、組織目標の達成と部下を育成することです。部下に課題を与え、必要な場合には励ましたり叱ったり、アドバイスしたりしながら部下を支え、達成したときには褒めて共に喜び合い、そして適切に部下の評価を行います。しかも、部下が能力を発揮し、元気に働いていくためには、彼らが健康を損なうことがないよう気を配り、働きやすい職場環境をつくることも欠かせません。

 このように仕事に向かい合う中で、部下は達成感や自己成長を実感し、職場リーダーもまた人間的に成長していくのです。お互いに気持ちよく、やる気をもって仕事ができるようになれば、活気ある職場が形成され、結果的にパフォーマンスや生産性も向上することでしょう。

 

 職場のメンタルヘルス対策においても、職場リーダーの果たす「ラインケア」はたいへん重要です。職場のストレスが職場リーダーの対応によって左右される場合があること、部下の不調の早期発見の立場にあること、そして、安全配慮義務の実行責任者であることなどを考えれば、職場リーダーは対策のキーパーソンと言えるでしょう。

 

 

銀座スピンクリニック 

精神科 産業医

 

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