コミュニケーションの減少はストレスを増大させる
余裕がなくなっているせいか、多くの職場でコミュニケーションの機会が減っています。業務の多忙に加え、Eメールの浸透が直接的な会話の減少に拍車をかけているようです。コミュニケーションの減少は、さらに人間関係をギスギスさせ、ミスやトラブル、誤解を生む要因ともなって、働きにくい職場環境を作り出しています。このような悪循環が働く人のストレスを増大させていることは明らかであり、その結果、仕事を抱え込んだり、孤立したりして、メンタルヘルス不調に至るケースも増えています。
良好なコミュニケーションが最も必要な部下と上司の間でも、様々な認識のギャップが生じており、双方とも人間関係作りに苦慮しているケースが見られます。
良好なコミュニケーションは部下を元気にし、やる気を高める
どんな仕事も一人で完結できるものはありません。効率的に仕事を進めて課題を達成するためには、社内外の関係者と協力し、支え合っていくことが欠かせません。良好なコミュニケーションによってスムーズに仕事が進めば気分がよく、いっそうやる気も高まります。
まずは、上司の方から積極的にコミュニケーションをとるようにしましょう。その結果、部下だけでなく上司もまた仕事が進めやすくなるはずです。
働く人や働き方の多様化が進む現代の職場においては、性、年齢、国籍、価値観などの異なる多様な人々を認め、協働していくために「コミュニケーション力の向上」が誰にも求められているのです。
コミュニケーションの効用
1. 人間関係が良好になる→信頼関係の構築と気持ちのいい職場
2. ストレスが軽減する→相談しやすく孤立感のない職場
3. 仕事がスムーズに進む→正確な伝達と早い問題解決
4. モチベーションがアップする→やる気と働き甲斐の持てる職場
5. 自己成長を実感できる→自分と他者、そして仕事への理解が進む
銀座スピンクリニック
精神科 産業医
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