かかりつけ医に相談するのがベスト
自律神経失調症のように多彩な症状が現れる病気は、診察対象が細かく専門化されている大きな病院で診てもらうよりも、気軽に通院できるかかりつけ医のほうが適しています。主治医に症状をよく話し、あなたのことをよく知ってもらって、なんでも相談できる信頼関係を築きましょう。
処方される薬について
自律神経失調症の治療は二つに分けて考えます。一つは、症状を抑えるための対症療法です。これには、痛みがあれば鎮痛薬、おなかの具合が悪ければ整腸薬、眠れないのであれば睡眠薬と、症状に合わせて薬が処方されます。漢方薬や自律神経調整薬もよく用いられます。対症療法で症状が軽くなれば、身体症状によるストレスがなくなることで、さらに治療効果が上がるという好循環が期待できます。
もう一つの方法は、より原因に近い部分、つまりストレスや心の面へのアプローチです。抗うつ薬や、不安の症状が強い時に一時的に抗不安薬が処方されたり、専門医による自律訓練法や精神療法がすすめられることもあります。
症状があるときだけでなく、定期的に受診を
自律神経失調症の症状は、軽くなったりひどくなったり繰り返すことがありますが、症状にかかわらず定期的に通院することが大切です。そうすることで主治医は、あなたのちょっとした変化にもよく気づき、的確な治療をすすめられます。それに、症状がひどいときにだけ受診するのでは、主治医とのよりよい治療関係をなかなか築けません。
銀座スピンクリニック
精神科 心療内科
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