アサーションにおける代表的なスキルの一つに「（相手のことを」ほめる」があります。
ほめるスキルは教師や対人援助職など、人を育て、支援する立場の人間には必須のスキルです。
ほめるという行為は自分が感じたプラスの感情を相手に伝える事であり、二つの種類があります。一つ目は純粋に「好きだ」「いいな」と思った気持ちを率直に相手に伝えるもの、二つ目はある基準を超えた言動に「それはよい」「すぐれている」という評価・判断を伝えるものです。
お世辞を言ったり、おだてて相手に取り入ろうとしたり、操作しようとするものとは異なります。
うまくほめるためには以下のような点に気をつけるとよいとされています。
・相手に関心をもって、よく観察する
・自分のプラスの感情(いいな、すごいな等)を活性化させておく
・具体的に表現する
・要求水準を高くしすぎない
・自分をほめられるようにしておく(自分の自己肯定感を高める)
銀座スピンクリニック
精神科 産業医
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