前回のノンレム睡眠とはでお話したとおり、睡眠は主にレム睡眠とノンレム睡眠に分類されます。
ノンレム睡眠のうち、出現する脳波の特徴として周波数の低い成分(徐波成分)が中心となる睡眠を徐波睡眠と呼びます。
ヒトにおいてはノンレム睡眠ステージ3がそれに該当し、睡眠の分類の中では深い睡眠にあたることから、健常者では熟眠感(朝起きて「よく寝れたなぁ」という満足感)と関連があるとされています。
また健常者の若年成人における徐波睡眠の出現は、一夜の睡眠の最初の1/3に多く見られること、その量は加齢と共に減少していくことが知られています。昨今、この「熟眠感」が感じられない方が増えています。
最近夜眠れなくなった(寝つきが悪い、途中で起きてまた眠れない、朝早く目が覚めてしまう)、日中ずっと眠い、寝ているのに朝疲れが取れていない、寝たらない、寝ているのに寝た感じ(熟眠感)がしない場合は、そのまま放置せずに、一度精神科の睡眠外来へ受診をお勧めします。
銀座スピンクリニック
精神科 心療内科
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