アルコール依存症の症状を一言で言うと「摂取行動のコントロール障害」です。
具体的には、「長期間、大量飲酒を繰り返した結果、以前は大きな価値を持って取り組めていた行動(仕事、 家庭、趣味など)よりも飲酒を優先させてしまうような状態」を指します。
アルコール依存症に陥ると、強い飲酒欲求(渇望)が生じます。
さらに、飲酒行動のコントロールが困難となり、飲酒により悪化している心身の障害があるにもかかわらず飲酒行動の抑制が出来なくなります。
また、終日飲酒や酩酊が続くこともあります。
さらに、耐性が生じ、酒に強くなり、飲酒後に手指や体幹のふるえ(振戦)、発汗などのアルコール離脱症状がみられることがあります。
アルコール依存症は進行性の病気です。
上記の症状がすでに少しでもあてはまる場合は、早期に精神科へ相談することをお勧めします。
次回はアルコール依存症の離脱症状についてお話します。
銀座スピンクリニック
精神科 心療内科
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