手を膝の上に置いた状態などの安静時には振戦は目立ちません。主に姿勢時と動作時に手が震えるので、上肢をまっすぐ伸ばした姿勢で保持したり、書字(ペンで字を書く)などの動作をすると手の震えが悪化します。
時としてパーキンソン病との区別が難しい場合がありますが、安静時には振戦が軽減する点、首から上の振戦も伴うてんなどで見分けます。なお、本態性振戦とパーキンソン病の発症には関連があるという報告も増えています。
手の震えの他、頭や首が細かく震えることや、人前で話すときに声が震えてしまうこともあります。震えは少量のアルコールを飲むと軽くなることがあります。なお振戦以外の症状は伴いません。
症状は放置しておいても問題ありませんが、震えのため生活や仕事に支障がある場合には治療を行うことが推奨されます。
銀座スピンクリニック
精神科 心療内科
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